第8回講座
講座概要
- 開催日・開催回
- 2019-12-02第8回
- 講義テーマ
- 公共サービスを担う公務員の労働と職場の現状
〜働く現場から学ぶ4〜 - スピーカー
- 坂田有紀 (自治労副委員長)
- 加藤万幸 (愛教組連合女性部担当)
- 主な内容
- 正規・非正規における日本の現状や課題についての説明と、労働組合の活動事例の紹介を頂く。
シリーズ最終となる第4回は公務員の労働環境と職場の現状や課題を紹介頂くとともに、労働組合の取り組みの紹介をして頂きます。
講座レポート
連合愛知第8回大学寄付講座を12月2日(月)に開催しました。「公共サービスを担う公務員の労働と職場の現状 ~働く現場から学ぶ④~」をテーマに、自治労 坂田有紀氏(岡崎市職員組合 執行委員長)、愛教組連合 加藤万幸氏(愛教組連合女性部担当)のお二人が講師を務めました。
はじめに坂田有紀氏より、公務員の労働基本権、自治労という組織の説明がありました。続いて岡崎市の紹介と市役所の仕事のイメージと実際の仕事内容について説明しました。市役所の仕事は「まちづくり」であり、そこに込められた市職員の思いや仕事のやりがい、苦労などについて紹介しました。
続いて加藤万幸氏より、教員の仕事について説明がありました。朝、教室で子どもたちを迎えることから始まり、授業、給食、清掃、部活動、下校指導までの教員の一日や、子どもたちの成長を日々感じられる教員という職業の魅力とともに、子どもたちのために懸命に働いている組合員のための運動について紹介しました。
最後に、講義を受けて感じたこと、疑問に思ったことを一人三つ書き出し、周りの人たちと話し合う時間を設けました。話し合いを通して、一人では気づかなかったことや新たな視点での疑問を共有することができました。その後の意見交換で学生からは、本来業務と組合業務との両立について、教員の働き方改革について意見が出されました。